ネムリユスリカ|17年間干からびて、水をかけたら30分で復活。宇宙にも耐える虫

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17年間干からびていた幼虫に水をかけたら、30分で動き出した。

宇宙ステーションの外で18ヶ月さらされても、生きていた

ネムリユスリカ。クマムシに匹敵する「不死身の虫」だ。

17年間の乾燥から30分で復活

ネムリユスリカは、アフリカの半乾燥地帯に生息する小さなハエの仲間(ユスリカ科)だ。水たまりが干上がると、幼虫は体内の水分を97%失い、完全な乾燥状態で仮死に入る。

記録では17年間乾燥保存した後、水を与えたところ30〜50分で復活して動き出した。17年間ただの「乾いた物体」だったものが、水で蘇る。

秘密は体重の20%を占めるトレハロース

乾燥時、ネムリユスリカの体内ではトレハロース(二糖類)が大量に合成される。乾燥重量の約20%を占める。

トレハロースが水の代わりに細胞膜やタンパク質を包み込み、ガラス状の構造(ガラス化)を形成する。これが細胞の構造を壊さずに保存する。水がなくても、「ガラスの鎧」が細胞を守り続けるのだ。

宇宙空間でも18ヶ月生存

国際宇宙ステーション(ISS)の外部に18ヶ月間設置された実験では、宇宙空間の真空・紫外線・放射線にさらされた後も生存が確認された。

放射線耐性は7,000グレイ。人間の致死量(約4グレイ)の1,750倍だ。

ネムリユスリカの写真
出典: Wikimedia Commons

まとめ:水だけで復活する不死身の虫

17年間の乾燥、宇宙空間、放射線7,000グレイ。ネムリユスリカはクマムシと並ぶ「極限環境の生存者」だ。そして復活に必要なのは、たった数滴の水だけ。

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