全長3m、体重150kg。現存する最大のトカゲ。
50年続いた「噛んだら細菌で殺す」説は否定された。正体は毒だった。
そしてメスだけで子どもを産む。
毒 vs 細菌。50年の論争に決着
コモドドラゴンに噛まれた獲物は、数日後に衰弱して死ぬ。この仕組みについて、長年「口腔内の致命的な細菌が敗血症を起こす」と信じられてきた。
2009年、メルボルン大学の研究がこの説を覆した。コモドドラゴンは下顎に毒腺を持ち、毒が血圧を急降下させ、血液の凝固を阻害することが判明した。
細菌ではなく、れっきとした毒。コモドドラゴンは「世界最大の毒を持つトカゲ」だったのだ。

メス1匹で繁殖できる
コモドドラゴンのメスは単為生殖(パルテノジェネシス)が可能。オスなしで卵を産み、孵化させることができる。
生まれてくる子どもは全員オス(ZZ型の性決定システムによる)。つまり1匹のメスが孤島に漂着するだけで、まずオスを産み、そのオスと交配して次の世代を作れる。
この能力が、島嶼環境で生き延びるための「保険」として機能してきた。
時速20kmで追跡する戦略型ハンター
コモドドラゴンの狩りは「一撃必殺」ではない。獲物に噛みつき、毒を注入した後、数日間にわたって追跡する。
毒で衰弱した獲物が動けなくなるのを待ち、最後に仕留める。走行速度は時速約20km。短距離なら人間より速い。
まとめ:毒で殺し、1匹で増える3mのトカゲ
50年間の誤解を経て明かされた毒の存在、メスだけで繁殖する能力、数日がかりの追跡狩猟。コモドドラゴンは「巨大さ」だけでなく、生存戦略のあらゆる面でやりすぎている。


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